アライブファクターはもう二度と見れないかもしれない話
先日、アイドルマスター765ミリオンスターズ HOTCH POTCH FESTIV@L に両日参加してきました
今までの合同ライブと違い765プロオールスターズとミリオンスターズの関係性が密になっていてひとつのチームとして存在していたのが印象的でした
そこには765プロライブシアターが確かにあって、新しい時代の幕開けを感じました
素晴らしいアクトの連続でしたがその中でも一際強烈な光を放ったアライブファクターについて思うことがあったので書きなぐりたいと思います
アライブファクターは如月千早役の今井麻美さんと最上静香役の田所あずささんのデュオ楽曲です
アイドルマスターミリオンライブ!が始まり765プロの妹分的な立ち位置となった時からこの2人の物語は交差します
今井さんは後輩達に常に手を差し伸べ、支え、大きな背中を見せてきました
その中で先頭に立ってミリオンライブ!を引っ張るミリオンの青、田所さんに少なからず自分と似た境遇を感じたであろう事は想像に難くないです
同時に田所さんは常に今井さんの背中を追いかけてきました
今井さんが今のアイドルマスター、765プロ、そして如月千早を作り上げたようにミリオンスターズも自分もいつか…という思いを持って頑張ってくれていました
そんな2人の出逢いや積み重ねてきた想いがあの日のアライブファクターの大きな土台になったのです
ですからあれほどの感動や衝撃を与えたのです
本当に素晴らしかったと思います
しかし一方で今井麻美と田所あずさの2人の物語があまりにも鮮烈で、眩しいほどの光を放っていて…という思いもありました
この曲は如月千早と最上静香の歌なのです
もちろんこの2人にもこの曲を歌うベースはあります
静香は千早に憧れているという描写はいくつもありますし、最近ではシアターデイズ!の静香のコミュでも千早との絡みがありましたよね
千早も後輩が出来て少し変わり始めている予兆も描かれています
ですが敢えて言わせてもらえばこの曲のベースは「それくらい」なんです
それが悪い事とは思いません
その関係性だけで様々な想像を巡らせる人もいるでしょう
貴方の頭の中には貴方だけの千早と静香の物語があるのかもしれません
更に言えば全ての楽曲に「大層な意味」など必要ないでしょう
僕はアイマスの舞台に立つ演者さんがどんな心持ちでどんな表現をしようと自由だと思いますし別にキャラクターを見せる事に拘らなくてもいいと思います
ジャングルパーティーみたいにはっちゃっけても楽しいですし
しかしアライブファクターに関してはほんの少し喉に引っかかる棘の様なものが残ったのです
棘という表現は少し違うかもしれません…それはこの楽曲と2人の蒼のキャラクターの魔力かもしれません
今井麻美さんと田所あずささんの物語の交錯と軌跡は美しく、力強く、人を惹きつける力に溢れていました
だからこそ
如月千早と最上静香はどうなんだ!?
と僕の心がそれを求めたんです
僕は余程の事がない限り先日のアライブファクターを超えるアライブファクターは見れないと思っています
だから僕はもうアライブファクターはやらないんじゃないかな、とさえ思っています
それを覆す余程の事があるとしたらそれは如月千早と最上静香の物語の交差です
もし今後の展開において千早と静香の物語が交わる事があったなら、そしてそれがお互いの人生に影響を与える様な出逢いになるならば、
アライブファクターは更に蒼い炎を燃やした楽曲になるでしょう
しかし現状ではそれは少し厳しいのかな、というのが僕の印象です
理由は色々あるのですが…
今回のアライブファクターに満足してないのか?と聞かれたらそんな事はありません
大満足です
あのアライブファクターも間違いなくアイドルマスターのひとつの形だと思うからです
ですが僕は765プロが大好きですから
先輩と後輩、大所帯になった765プロにもっと一緒に活動して欲しいですし、もっと密に絆を深めて欲しいと思っているので今の更にその先を求めてしまっているのかもしれません
キャラクターの関係性を構築するのも「段階」というものが有りますから今はまだその時ではないのかもしれませんが…
ざっくり言ってしまえば「アライブファクターは二度と見れないかもしれない」というのは765プロオールスターズとミリオンスターズの関係性への一抹の不安です
おそらくまた一緒にライブは出来るのではないでしょうか
全国のプロデューサーの皆様の今回のライブに対するポジティブな反応は僕も感じていますし本当に嬉しいです
しかし僕はこのライブが実現できたからこそ、あとほんの少しの距離感がもどかしくもあるのです
言葉では言い表せない本当に微妙な距離なんですが…
キャストの皆さんの距離とかではないです
何とか言葉にするならば、アライブファクターにおける「千早と静香の距離」なんです
このあたりはデリケートで難しい問題かもしれません
あまり描き過ぎても…というのは絶対にありますから
ですが僕はこの「大きくなった765プロ」に新しい未来を感じてプロデュース活動をしているので、1人でも多くの方に今の765プロを認めて好きになって頂けるように頑張りたいなと今回のライブに参加して思いました
シアターデイズ!からのあまり先入観のないPの方の力が今後凄く大きな力になると思っているので新規の皆さんを増やしたいな、新規の皆さんに楽しんで欲しいな、というのが僕が今心がけてる事ですね
小さな事ですけど
この先にもう一度アライブファクターを見れる未来がありますように…